聲の形

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映画「聲の形」を見てきました〜!観ようと思ったきっかけは言わずもがな、入野自由くんなんですけど>_< (笑)口コミとか、予告とか、出演者インタビューとか見てから行きました!自由くんがインタビューで、聴覚障害とかイジメとかに目が行きがちだけどそれだけじゃなくて、誰しもが感じたことのある、「伝えたいけど伝わらない」みたいなのを表現してる(ニュアンスです)ってな感じのことを言ってて、そのことを頭に入れてたから、聴覚障害とかイジメとかそうゆういろんなことが重たく気にならなかったというか、登場人物それぞれの「伝えたいけど伝わらない」想いみたいなのに注目して見ることができたかな〜〜なんて思います!

 

盛大なネタバレで感想を書き連ねます*\(^o^)/*(笑)

 

「石田くんってああやっていつも1人でいるんだよね〜」「有名だよ、みんな知ってる。」
「あ〜またこっち見てるいつも1人で寂しくないのかなぁ、一生あのまま…」
「あいつなんで生きてんの?」

 

この入野自由が読んでいるセリフがテレビで予告として流れてたんだけど、ここ何回も何回も繰り返し聴いてたのね…(キモヲタ万歳)うん、イヤホンで聴いて本当に入野自由ヤベェよってなってたセリフです。自由くんの喋り方は勿論好きなんだけど、そのわたしの入野自由への愛は割愛して、この、他人が話していることを想像して、自分の悪口を言っているように聞こえることっていうのがすごく、わかるなあと思った!あれ、予告でも思ったけどみんな石田くんの悪口なんか言ってないのに、勝手にそう解釈してるじゃん。相手の声を聞かないから、そうなるんだけど。でも誰しもあるんじゃないかなー嫌われてるって思ったり悪口言われてるって思ったり色々あるけど、大体がそうでもなかったり。まあ本当にそうだったりもするんだけどね。(笑)

石田くんは周りの声も聞いていないし、顔も見てなくて、相手のことをわかろうとしてないんだけど、まあ、分からなくもない、ような。あそこまで過激じゃないけど(笑)誰しもが、対人関係において楽をしようとしたら、できることは相手を見ないことだと思うんだよね…!!相手を見ないって楽だと思う。嫌なことが目につかないから。自分に都合の悪い言葉とか、都合の悪い人は見ないことにするっていうのが1番楽なんだよなぁと私は思ってて。

この聲の形の石田くんがとった人の顔も声も聞かないってのとは、少し違うかもしれないけど、根本は同じで、やっぱり対人関係において楽な方法をとるとこうなるんだと思った。

まあそれが悪いとは言わないけど、少し寂しいよねってこと…だよね。なんていうのかな、そういう人って多分相手に気づかれるから、「あ、この人、わたしのこと見てない」ってなるから、わかるんだよな。わたしもあんまり見てないから、人のこと嫌いになったりしないし、でもそれって、相手のこと見てないんだよなあ…なんて色々考えていたから、この映画を見てふんふんってなりました(笑)ちゃーんと相手のことを見て、声を聞いて、それから逃げずに受け止められたらいいなあというのが最近の!なんか!テーマかな!(笑)そうしたら相手もわたしのことを見てくれるし、うん。でも、それってスゲェ疲れるし、多分初対面からは無理だな…(⌒▽⌒)初対面から仲良くなるまではあっさり付き合って、さらに深く深くなる友達とかとは、やっぱり向き合わないといけないような…というか、自分自身を客観的に見ての反応なわけじゃん。相手の声も表情も。そういうのから、逃げずに、受け止められたら、人間的にも成長できるんだろうなあって思うけど、いかんせん、キャパ取ると思う← 想像しただけで生きていけなさそう…オエゲロってなりました(笑)

 

西宮さんは相手のことを見れてなくて、自分が見られることに必死で…。きっとそれは、見てくれない母がいるからってのが大きいと思うんだけど(⌒-⌒; )だから、見られることに必死になるんだけど。でも、本当に、自分が相手のことちゃんと見ないと相手も自分のことちゃんと見てくれないんだよな。それに、あの植野さんの言葉で気づいた…?かなあ。

 

というか小学生時代の話を見て、わたしがあのクラスにいたら、ちょっと面倒臭いなって思うのはわかる。何がって、あの、ノートを押し付けてきたり、何を話してたのかいちいちノートで西宮さんに伝えるのは、単純に面倒臭い作業なんだよなぁ。それなのに、ノートを押し付けられたり、まあ面倒な手話を覚えさせられたりしたら、あんまり関わりたくない気持ちはわかる。石田くんは、何…好きな子をからかうくらいのイメージなのかな?植野さんは普通に単純に西宮さんの存在が彼女のキャパオーバーだったんだと思う。あ、いまの見るって相手のことを知るとかそういうのではなくて、相手の感情を読み取ることが見るって意味ね!

 

石田くんも西宮さんも長束くんも植野さんもそれぞれ伝えたいけど伝わらない想いがあって。伝える手段が限られてたり、うまく使えなかったり、色々なんだけど。西宮さんも石田くんも多分相手のことを見てないのもそうだけど、自分のことを全然自分自身が見てないし、自分自身の声も聞いてないじゃん。自分の声聞くの、自分のことを省みるのスゲェ大変だなってわたしはいま身をもって思ってることだから、うん、ファァ!って思ったよね!(語彙力)

 

最初のシーンはすごい好きだった。バイトを辞める、お金をおろす、物を全て売る。なんか、わたしがやりたいことそのまんまだったけどそのあと死のうとしてて、ウォ!?!?ってなった(笑)でもシーンとしてすごく綺麗で好きだったなあ。ビリビリのカレンダーも。

 

個人的には川井さんが大嫌いです。本当に本当にうざい…西宮さんも苦手だけど。(笑)川井さんのウザさったらありゃしない!!無理!佐倉さんの気持ちはわかる…植野さんを助けようとしたのに、いじめられて、、でも逃げるってそんなにダメなことなのかなぁ。そのあともちゃんと手話の勉強を続けて、西宮さんのことを怨んでないのは佐倉さんは出来たお方だ…って思いました!あと結弦ちゃんは可愛すぎな(⌒▽⌒)まじ結弦ちゃん…かわいい…やっぱりこの中で好きなキャラは石田くんか結弦ちゃんか植野さんか長束なんだよなあ。

 

てもまあ小学生時代のことを高校生になって清算してるけど、わたしもまだ清算しきってない過去のことなんてたくさんあって、なんであの時…なんてことは、何個かある。お互い伝えたいけど伝えられなかったし、わたしも相手を見てなかったのかなあ。

 

そんな感じ!!!!よし!!頑張ろう〜!

 

言の葉の庭小説を読んだ

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映画「言の葉の庭」見る→感動→映画「君の名は。」を見る→感動→映画「言の葉の庭」を見かえす→。・°°・(>_<)・°°・。

そんでもって、小説の言の葉の庭を読みました。・°°・(>_<)・°°・そのあともう何度も何度も映画を見返しています。←イマココ

 

映画の初見では雪野先生の美しさと、儚さと、、観てる側からしても彼女は“世界の秘密”で、美しくて、そんな雪野先生だった。だけど、小説を読んだら、あの一挙手一投足には理由があって、雪野先生は人間離れした神秘てきな人と思っていたけれど、ちゃんと人間だった…。・°°・(>_<)・°°・。雪野先生大好きだ…。・°°・(>_<)・°°・。と、薄っぺらい感想を述べる(笑)

 

だけど、お兄ちゃん視点・お母さん視点・先輩目線で話が進むパートもあって、映画では2人の世界におけるモブでしかなかったその人たちもきちんと生きてた…っていうのが伝わってきました。・°°・(>_<)・°°・。泣ける…

 

“どうせ人間なんて

みんなちょっとずつ

どっかおかしいんだから”

 

小説を読んでこの雪野先生の言葉に妙に納得して救われた。・°°・(>_<)・°°・。みんなちょっとずつどっかおかしい。その通りだな…

 

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そんでもって、今日上野公園で大道芸やってて、それを横目に見てふつふつと考え事してました← みてる人の笑顔を見てふと写真撮りたくなって…。

 

そしてアルバイト決まったー(⌒▽⌒)!脱ニート!!キャパ広げるぞ〜〜!ニート期間もいろんなことじっくり考える時間になってよかった。普段から考えられるキャパが欲しいね。でも、まあ、とりあえず、コツコツとやってこ。働ける喜び、だよね。働けるって当たり前のことじゃない。今回はアルバイトだけど、きっとこれから先歳を重ねるごとに働き口を探したって、どんどん働き辛くなるんだ。どうやって生きていくか。就職って、通過点でしかないよね。まだずっと長く生きていくんだ。うちの父は新卒で入ってもう25年くらい同じ会社で働き続けているけど、それって本当にすごいことだなあと思う。それだけで誇れることだよなあ…私がこれからどうやって生きていくのかわからないけど、生きていこう。お金を自分の手で稼いで、生きていくんだ。自分でお金を稼いで、生きていく…。そんな単純に見えてすごいことをやっていくんだ。

あ、そうだ!おとといくらいに受けた面接の時に、逃げたいときは逃げてもいいし、合わないと思ったら辞めていい。そういう風に選ぶことも自分でやっていかないといけない、契約書も自分でコピーとったりして自己防衛をしたほうがいい。いい人だなあと思う人もそうじゃないかもしれない、裏があると思わないといけない、自己責任だよってすごく言われたんだけど、そうだね。その通りだなあと思った。けどきっとこの人はいい人だと思う。いい人だよ。裏を返すと悪そうな人ほどいい人かもしれないってことなのかな??(笑)ちょっとムッと思う人でも、実はいい人かもしれないから…仲良くしてかないといけないのか。まあとりあえずやってみないことには!!いろいろ。

君の名は。

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誰そ彼と われをな問ひそ 九月の
露に濡れつつ 君待つわれそ
  ~作者未詳 『万葉集』 

誰だあれはと 私のことを聞かないでください
九月の露に濡れながら 愛しい人を待っている私を

 

新宿バルト9にて、君の名は。観てきました。・゜・(ノД`)・゜・。まじでもう…好きです。好きですしかないです、好きです。例に倣い帰りながらRADWIMPSitunesでダウンロードですよ、前前前世から僕は君を探しはじめたよ。・゜・(ノД`)・゜・。無理…ネタバレ書きます

 

*ユキちゃん先生 

最初に載せた和歌は、ユキちゃん先生が授業してる黒板に書いていた和歌です。・゜・(ノД`)・゜・。もう…なんとか覚えて、誰そ彼 九月 和歌で検索したわ!。・゜・(ノД`)・゜・。他の方のブログで、このユキちゃん先生は、今まで生きてきた中で一番幸せな時間を過ごしていない雪野先生かもしれないし、夏前に糸守に逃げてきた雪野先生かもしれないし、はたまた新宿御苑でお酒を飲んでいない雪野先生かもしれない、というのを観ました。パラレッてる。まじパラレルワールドは存在するのではと思ったよね。・゜・(ノД`)・゜・。違う選択をした自分が、他のどこかで違うように生きてるなら、なら、わたしは今した自分の選択を精一杯頑張らないといけないと思えるよね。・゜・(ノД`)・゜・。この、君の名は。の世界では、タカオは…靴職人になるという夢を誰にも打ち明けられていないんだろうか。そうしたらタカオもまた今までで一番幸せな時間を過ごしていないんだなあ…。・゜・(ノД`)・゜・。泣いていい?←

 

すきだ、って書いてあるのわかってたけどキュンとしたし、誰かを何かを探してるって本当に本当…夢があるというか、ああこの正体不明の何かを探している感覚って誰にでもあるよなあと思います。・゜・(ノД`)・゜・。妹ちゃんは最高にかわいいし、絵は綺麗だし、何度でも見るしかないな。新宿のビルの絵は、なんであんなにも本物より美しいんだろう…。・゜・(ノД`)・゜・。すれ違ってハッ!てなるのは、すごいスカッとした。の。・゜・(ノД`)・゜・。というか物語が始まってすぐ鳥肌がたった…綺麗だった美しかった…。・゜・(ノД`)・゜・。

 

隣に座ってたのがイケメンじゃなくてまじデブなおっさんだったから、運命👎👎👎👎でしかなかったから、終わって速攻で映画館を出たけど。・゜・(ノД`)・゜・。(笑)いるんじゃないかなわたしと入れ替わってた人…。・゜・(ノД`)・゜・。でてこーい。・゜・(ノД`)・゜・。

 

私も大切なものを探してて近くにあるはずなのに、なくなってるんだよな…無くなるはずもないのに。これは、気づいたらなくなってた…記憶ないからもしかしたら…。・゜・(ノД`)・゜・。ふふふ幸せ脳か…。・゜・(ノД`)・゜・。他人の目を気にするのは疲れたからやめようと思う…精一杯のワガママ。

 

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またみたいな…。・゜・(ノД`)・゜・。そしてクレジットで島崎信長石川界人出てて気づかなかったわ!?!?!?びびった。

そして神木くんも良かったし、ちはやふるの子も良かったしもう最高に美しかった好きです。また行きたい。

言の葉の庭

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言の葉の庭。見ようと思ったきっかけは、「君の名は。」が話題になって、まだ見てないけど、検索したら関連作品で出てきて、キャストに入野自由がいたから(笑)、そして、どうしても眠れなかったから。あらすじを見て、私こういう作品多分見れないかなぁ〜5分見て無理なら見るのやめよ〜てか寝れるんじゃないかなあ、なんて思いながら、見始めた。

美しくて儚くて、涙が止まらなくて、ただただ作品として綺麗だった。でもきっといまの私だからこそ響いたんだなあと思う。15の私はこの映画の良さをわかることができなかっただろう。というか、私は映画とか舞台とか小説とかあんまり作品としての良さがあまりわからない人間だった。現代文は得意だったけど、作品としての美しさとか全くわからないドクソ鈍感単細胞人間だったので、古文なんて大嫌いだったし、映画の面白さは派手さとか伏線回収とか根性とかリアリティとか…こういう繊細な美しさの良さが分からなくて、分からないものって怖いから、見たくなかった。見ていてつまらないとかじゃなくて、こういう世界観が怖くて見られなかったんだと思う。

だからこの作品の良さがわかるような人間になったんだなあという自分に対する感動もあった(笑)

この作品の良さって感覚としてスッと入ってくるこの感じ…。言葉で言い表すのは難しくて、とりあえず見てくれ!!!と言いたくなる作品で、私は映画とかを見るといろんな人の考察とか感想とか調べる派なんだけど、この作品は、そういうの全て不毛だなと思わせる、美しさがある。全てが美しい。儚い。薄暗くて明るくて、これからも未来は続いていって、この2人が未来に出会えるのか、靴職人になれるのかそんなのはわからないけど、でも、そんなところ全て含めて美しくて儚い人生の一コマ…と言葉にしてしまうとなんて薄っぺらいんだ、と思うんだけど。とても、いい作品だった。早く、君の名は。を見に行かないとなあと思ったよね。・゜・(ノД`)・゜・。(笑)友達からあらすじもネタバレも聞いたけど、きっと、そういう面白さじゃないんだろうから、作品としての美しさを楽しめるんだろうな…とワクワクしている!

今日はレディースデーだけど、朝から晩までダンスの練習です*\(^o^)/*寝れてない…あと少しだけでも…寝られるかなぁ。

アルバイトと大学生活と。

 

モブサイコ目当てでつい最近、マンガワンアプリをダウンロードしましたどうも友由夏ですけども〜〜!!モブサイコしか見る予定はなかったんだけど、如何せん暇で(´・_・`)←働け 灼熱カバディとテラモリを読みました!面白かった*(^o^)/* 灼熱カバディは、スポーツ!部活!って感じのマンガです。コメント欄にはハイキュー!!を初めて見たときの感覚なんてコメントもあったりして。スポ根大好き星人にとっては、面白いマンガでした〜〜*(^o^)/*

テラモリは大学生のアルバイトの話なんだけど。そうそう、アルバイトなのにここまでしなきゃなの…?なんて思ってしまうことあるけど、主人公の子はちゃんと頑張ります。・゜・(ノД`)・゜・。偉い!!!そこで改めて私自身のアルバイト態度を振り返ってみたら、本当に…!!アルバイトにしてもここで働きたい〜〜みたいなのが無くて、優先すべきは時給とか場所とかだったけど!まあそんなもんだよね!?しかしまあ閉店しちゃった大好きなバイト先は頑張れたかなあ。一応バイトリーダーだったしね!それでも、もっと頑張れたよなあ〜〜なんて、思ってしまう。やっぱりルールは守らなきゃいけないし、慣れると気を抜いてしまいがちで手を抜けるところがわかってきちゃうんだけどダメだよね!!と、反省。それでも楽しいアルバイトだったなあ〜〜。

と、そこで改めてバイト探しをしているんですがね!?どうしたものか…!!珈琲好きだし今は珈琲のバイト申し込んだりしてみたけれど!あとは、ちょっと観光地みたいなところで働きたいと思ったんだけど、行くのに時間がかかったり、閉館日と私の全休日がかぶってたり(まだ単位足りない)、時給が最低賃金だったり…。・゜・(ノД`)・゜・。やっぱりどうしても稼ぎたい…の方が大きいかな!!100円時給が違うと大きいよなぁと思ってしまう…

そして何よりやっぱりこの大学生活優先してきたものが人それぞれ違うと思うんだけどね、バイトに精を出した人もいれば、勉強に本気で向き合った人、趣味に全力投球した人、合コンパーリーーだった人…私はサークル第一人間だったので、あと1人暮らしだしどうしてもお金って必要で、時給優先になってしまうのかも。・゜・(ノД`)・゜・。でも、映画のバイトもいいなぁって思ったり本当に…でも時給低すぎ…ってなるけどさ!?迷いどころだ…。

次決まったバイトは割とちゃんと頑張ろう!楽しようとしないで、この半年でアルバイトで何か学びたい…!!と思っています!が!!やっぱり現実的に考えてお金稼げるところが1番なのかなぁと思いますかな…たぶん時給低いところは長く続けて昇級して本当にアルバイト頑張れる人のがいいのかな…とかね!

アルバイト探しもちょっとした就活みたいなもんなのかしらねヽ(´o`;なーんて思ってみたり。

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東京ディズニーシーの写真*(^o^)/*これ、閉店しちゃってもずっと仲良しのいわゆる元バイト仲間とついこないだ行ってきたんだ〜〜*(^o^)/* こうやって続くのっていいなぁって思いました!

バイトもサークルも勉強も全部もっと頑張れた〜とか思うけど、キャパシティ狭いかよ自分…ヽ(;▽;)ノ本当キャパシティ広げたい!!!!ぜんぶ全力で頑張れるだけのキャパシティを、、俺にくれえええええ!!!

就活生が「何者」を読んだ感想。

朝井リョウ「何者」感想・ネタバレです(^o^)

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就活真っ只中の5月頃に購入して10ページほど読んで、手を止めた。余りにも大学生活のリアルで、就職活動のリアルに触れてしまっていて、わたしの心のキャパシティでは受け止めきれない何かだったからである。

それでも、就活も落ち着いていろいろ自分の中でどの会社に進むか決意が固まってきたので、もう一度手に取った。それが今朝の8時前。今現在11時前。3時間程で読み終わった。久しぶりにこんなに文章を読んで、大学に入り読書という読書をしていなかった私はもう文章が読めなくなった…とまで思っていたのだがそんなことはなく、気がつけば読み終わっていた。

そして読み終わってとりあえずブログに感想、書きとめとこー*(^o^)/*と思いスマホを開くと、マイナビリクナビから大量のメールが届いていてオエゲロ…ってなりました(笑)

あとがきにもあったように、この朝井リョウさんの文章が最初は主人公に感情移入して、傍観者としてこの物語を読んでいくけど、最後に主人公が傍観者ではなくなった…だから、それまで感情移入をしてきたせいで、自分自身にその刃が向けられている気がしてゾッとした。

大学生活で舞台に立つ、ということからまず私とは共通点があった。(私の場合はバンドや演劇ではなくダンスだけど。)私自身もツイッターに練習中の写真をあげたり、本番前には観にきて!とツイートしたり、引退公演後には、仲間最高!感謝!みたいなツイートをしたりしていた。(笑)だけど、私的にはそれは本当の本当の本当の本心でしかなくて。でもこの小説を読んでいる初めのうちはそれを否定している主人公に感情移入をさせられて、そんな行動をとるやつは想像力がないんだと馬鹿にする主人公に、自分の行動は想像力がなかったのか、と思わされ、その都度自分の行動と照らし合わせていた。SNSのプロフィール欄に無駄に何学部とかサークルだなんだこうだ書き綴ってたときもあったな…!(笑)と懐かしくなりました?←

光太郎の言葉がすごく良くてというか、光太郎が菅くんはめっちゃ想像できたw 全部CV菅田将暉で脳内再生されました。ご馳走様です。就活で人生が決められる、でも就活が得意って、足が速いだとか料理が得意だとかと変わらない、就活が得意。ただそれだけなのに、それだけで人格が全肯定されたようになる。逆に就活に失敗すると人格が全否定されたようになってしまう。

あと、やっぱり今までは頑張っている過程を見てくれる人がいた。同じ目線で進路を考えてくれる人がいた。それがいなくなる。両親や学校の先生が自分のことのように親身に進路の相談に乗ってくれたり、みんな足を揃えて同じように高校1年生から2年生に進級したり、同じようにセンター試験を受けて進学する仲間がいた。それが、いなくなる。そして、その変化が必ずあった。何もしなくても大学1年生から2年生へと進級…進化して、自分の意思とは関係なく常に変化していったけれど、もしこれから先、変化したいと望むのならば自分から、一人で動かないといけない。それが結婚になるのか転職になるのか、変化するならそのタイミングもその形もすべてを、自分で決めないといけない。

現実を見て就職して、夢を諦めたり。内定がゴールじゃなくて、ゴールの先にやることやりたいことがすでにある人っているし、そういう人たちとやっていかないといけない。自分の夢とかビジョンとかより、会社のやり方に合わせていかないといけない。でもわたしはそれって仕方ないかなと思っていて、やっぱり1人では生きていけないと思ってるからで…ちゃんと就職するってなんなんだ、とかね!やりたいことをやれる会社に中小でも就職するのが、ちゃんと就職するなのか、金銭面も良くて安定した職に就くのが、ちゃんと就職する…なのか。

でもやっぱり、かっこ良くない自分を受け入れて認めて、かっこ悪い、泥臭い上で私たちはできるだけ理想に近づけるようにしないといけない…。わたしにもこの気持ちは欠けていたかな。かっこ悪いからと、俯瞰的になって、わたしは俺は、こいつたちとは違うんだと一線を引き傍観者になるのは、自分自身と向き合えてないことだよね。理想だったなりたかった何者かになれないから、私たちは他者からの評価で何者かになった気になるんだろう。

世の中には何者かになった人はもちろんいるけど、大多数は何者にもなれなかった。それでも何者にもなれないなりにかっこ悪くても理想に近づけるように努力するんだ。過程なんて見られてないと言われようとも。

やっぱりわたしの周りにも就活が始まっても髪の毛を茶髪でセミナーに行ったり、ちょっと自分は違うアピールをしている人はいる。いるけど、それを見下しはしていない。私は、かっこいい!!私にはできない!!と純粋に思った。私自身就活に対して斜に構えてる部分があった。勿論元々理系で大学は何かの間違いで(笑)法学部に入ってしまったのだから、仕方がないといえば仕方がないのかもしれない。しかし、就活を通して私は適応した。というか、新しい世界を知った。純粋に自分にはわからない世界だったし、想像できる未来ではなかったから、こんな就活をしている自分は、少しいい経験をしたとさえ思っている。それこそ私はこのまま理系で就職活動という就職活動をせずに、仕事に就くのであれば、きっと社会の何も知ることは出来なかったし、知ろうとも思わなかったし、見下していたのだと思う。だから私がこうやって法学部に入り、普通の就職活動をすることは、人生において自分の成長においてとても重要な出来事なのだろうと思う。

そして改めて感じたのは就職活動におけるそれぞれが抱える悩みや問題は本当に千差万別であり、それぞれ異なっている。ギンジが演劇だけで食っていけるかは分からない。隆良みたいに自意識が高く、ポエマーなクズが1番就職には困る。でも、それって就職活動という活動においては、不得手であるだけであり、きっとその姿勢は見習うべき点もあるのだ。主人公だってそうだ。俯瞰して、自分はさも当事者じゃないかのように他人を批判する。でもそれって、誰もが理解し得る一種の快楽の方法なのではないだろうか。私は他の人とは違う。そう思いたい。そう信じたい。光太郎は、夢見がちであるといえばその通りだ。恋してる相手に会える確率なんてとても低い。そしてそれだけの理由ですんなり入れてしまう。そんな自分に気づいても、彼女のことはきっと諦めきれない。就職活動においては何を捨てて何をとるのか、100%希望通りになんてならないのだ。そりゃあ誰だって初任給が高くて昇級もしてボーナスも出て福利厚生は充実してて週休2日で残業はなしで出来ればみんなに自慢できるようなところで働きたい。その上自分の興味のある分野であれば尚更だ。人生のひとつの指針になる選択をするのが、就職であると思う。どんな風に生きていくのか、仕事一筋で生きていきたい人ならば、多少残業が多くても休みがなかなか取れなくても、それでも仕事内容が良ければ本人は幸せだ。だけど、プライベートでの活動も、休日もしっかり取りたい、そのため、小さな企業をわざわざ選ぶ人だっているだろう。

瑞月は、現実のせいにして、自分が夢を追うことから逃げた。何か、を言い訳にして。自分は現実を生きてるんだ、と。まぁでまそれも分かるから、なんとも言えない。現実と折り合えをつけて、ずっとやりたいことを追えるわけじゃないのだ。私だって本当なら演劇に関わってみたい。脚本だって書いてみたい、舞台に立ってみたい。そういうことで食べていけるのであればそれほど幸せなことはないのかもしれない。元々志していた医療の現場で働きたい。自分のしてきたスポーツを頑張る子どもたちや、自分が体を動かせる幸せを知ったからこそ、リハビリのお手伝いをしたい。母が病気で苦しんだ時に母を支えてくれた医療従事者のように、私が1人暮らしでインフルエンザで辛い時や就職活動での検査で引っかかったときに心配してくれた医療従事者のように、どんな形であれ、携わりたいと思った。けど、今現在私の進んでいる道は、それとは大きく異なる道なのである。

瑞月を見て思ったのは、やっぱりどの自分も正解だからどの自分も捨てられないから苦しいというのはあるのだと思う。夢を追う自分も、現実を鑑みて母のために決断を下す自分も本物だ。すべて大切にしたいんだ。それは本心なんだ。だけど、どちらかの自分は捨てなければならない。そしてその選択には正解がない。

そしてこの「何者」の面白いところは、はじめは主人公の考えは正しいと思わされてしまうこと。ギンジや隆良や理香の方がかっこ悪くて、主人公のように俯瞰的に考えられることって大切だよね!とずっと錯覚させられるのである。元々俯瞰的に見ているタイプの人間からしたら本当に感情移入できるだろうし、どちらかというとギンジや隆良や理香寄りの人間から読んでも、ああ自分は愚かだったと思わされ、主人公側に自然と立たされるのである。それなのに!文章を読んで主人公側に立って安全圏にいると読者が思ったあたりで、ばーん!とどんでん返し…というかなんというか(笑)遠くで見ていたはずの乱闘が、気づけば急に自分がそのど真ん中そして各方面から刃を向けられている状況に変わるのである。その、変わり方がとても、小説として面白かった。朝井リョウの他作品…チア男子も読んでみようかな〜なんて思いました。

まあやっぱり就職活動は内定もらったはい終了じゃない。

と、就活生が何者を読んだ感想をば。と思ったけれど、読書感想文褒められるタイプだったのに全く文章も書けない。・゜・(ノД`)・゜・。語彙力…思っていることを文章化することの難しさ。やっぱり、SNSの文字には本当のことはないのかもしれない。この文章の裏側にあるわたしの本心…とは。