君の名は。を読んだ!〜寄る辺なさ〜

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この町が好きなのか嫌いなのか、どこか遠くに行きたいのかそれともずっと家族や友だちといたいのか、私は本当は自分でもよく分からない。(小説『君の名は。』35頁より引用)

 

まだ序盤〜〜!!にも関わらずもう本当にうんうんと頷きまくり!いまの自分の心情に新海誠の文章がフィットしまくってしまってもう、本当に新海誠のファンになってしまったんやワイ…。・°°・(>_<)・°°・。と改めて思いました。自分のことが自分でもよく分からないってのはやっぱりあるし、そして!新海誠作品!遠くのどこか、何か、誰かを探してる。やっぱりそうなんだよ。新海誠作品を見て感じるそれに私は激しく同意しかなくて、新海誠作品のファンになっちゃったんだよ、うん。・°°・(>_<)・°°・。

 

言の葉の庭』もすんなり読めたけど、『君の名は。』も速攻読み終わりましたわ。『秒速5センチメートル』は割と手こずった(小声)

入れ替わることによってお互いがお互いのスペックを活かしあえてるのとか、そういうお互いを活かせる出会いがきっと人生においてはあるんだけど、それってすごい奇跡だなあと純粋に思うし、やっぱりこのブログのタイトルに書いた、寄る辺なさって表現が大好きでしてな…!

 

スカートをはいた下半身の寄る辺なさは久しぶりで…(略)

 

ここ!!すごいあのスカートを履いたときの感覚を思い出させるというか(最近スカート履いてない…1ヶ月くらいパンツで生活してます、そう!忘れてた感覚!!←)スカート履こうって思いました???(笑)

 

あと解説で川村元気さんが、

ひとは大切なことを忘れていく。

けれども、それに抗おうともがくことで生を獲得するのだ。

って書いてましたが!本当に!!瀧くんと三葉にとって忘れてはならない、絶対覚えておかないとダメな大切な大切な記憶なのに忘れてしまっている…そう、大切なことが薄れていって思い出せなくなってどうでもいいことばっかり覚えてたりする。とも思えば急に大切な記憶思い出したり、本当にひとの記憶って。・°°・(>_<)・°°・。!?!?!?って思うんだけど、誰そ彼。カタワレ時の2人。

 

放課後にさんざん遊んで、まだずっと一緒にいたいのに、そろそろ家に帰らなければならない。子供の頃のそんな気持ちをふと思い出しながら、俺は三葉に言う。

 

ああ、そんな感覚あったなぁ。とこの感覚を思い出しました!(笑)いまでさえ、遊びたかったらオールしちゃう!?カラオケ行く!?!?ネカフェ!?!?みたいに、遊ぼうと思えば、いつまででも遊べる。でも昔って違って、遊びたい、遊び足りない、それでも17時の鐘がなるまでには帰らないといけなかった。その、感じ…ふと思い出して、実家の前で遊んでる時夕暮れ…いや黄昏時、カタワレ時に聞こえるサイレンみたいな音を思い出しました。そして、ああ鍵が閉められる!!!閉め出される!!!というのも。この感覚とか、他にもわたしは絶対に絶対にこんな風に生きるんだ!とかこんな大人にはなりたくないんだ!とかいう感覚ってあったんだけど、そういうの、忘れちゃってる…んだよなあ。多分、自分が受けたはずの大きい愛情も、すごい財産になる自信に繋がる経験も忘れちゃいけない大きいものなのに、そのリアルな感動が薄らいじゃって、また灰色に見えちゃう的な!?の、あるある〜〜ですよね!?!?それに抗って、生きないといけないと思いました。(小並感)

 

やっぱ!映画は三人称だから、特に瀧くんの気持ちってあんまりわからなかったんだけど!一人称で展開されていくからこの2人の感情の機微がよくわかって、さらによかった!!!こんなことを思ってたんだ!そんなに黒髪ロングが好きなんだ!!とか、そんな風にテシガワラのことサヤちんのこと思ってたんだ!とか、いろいろわかってよかった。・°°・(>_<)・°°・。アナザーストーリー読まなきゃ。・°°・(>_<)・°°・。でしかない!!!!!